毎日猛暑が続きますが、爽やかな青もみじの風景で涼をお届けします。気分だけでも涼しくなってもらえたら幸いです。(7月末拝観)
絶景かな、絶景かな、の台詞が有名な南禅寺三門のそばにある塔頭の天授庵。
1339年に建立、一度衰退した歴史がありますが、後に細川幽斎により再興されました。
天授庵には方丈東庭(枯山水庭園)と書院南庭(池泉回遊式庭園)があり、紅葉の名所として人気です。
ここ数年、紅葉の時期には早期に色づき、訪れる人を魅了しています。
例年、夏に訪れると比較的空いていますが、今年はコロナ禍の影響で、更に空いていました。小一時間ほど貸し切りだったので、ゆっくりと青もみじを堪能することができました。
7月末の様子を紹介します。
拝観料500円を支払い、庫裡の方に目を向けると、暗い中から額縁に入った絵のような風景が目に飛び込んできます。
書院に敷かれた緋毛氈と青もみじの緑が鮮やかです。
庫裡、奥の書院共に通常非公開ですが、入り口からこの景色を眺めることができます。
庭園出入口付近には桔梗が咲いています。
桔梗の花言葉は気品(紫)と清楚(白)。
控え目ですが、花言葉にぴったりの白と紫の桔梗。高貴な雰囲気が楽しめます。
方丈東庭の鮮やかな青もみじと、雨でしっとりした飛び石。
飛び石のあたりから庭園を眺めると、侘び寂びを感じました。
緑に包まれる茅葺きの門。
この風景をいつまでも眺めていたい。写真に収めたくなる風景が多いのも天授庵の魅力です。
青もみじに包まれて、桔梗も咲いている風景。
この景色に花がある・・・夏ならではの風景のように思えます。
南庭の池にかかる橋と木々のリフレクション。
こちらも人気の風景です。
天気が悪かったですが、木々が綺麗に映りこんでいました。
橋の途中から書院を眺めると、書院がまるで青もみじに包まれたように見えます。
秋に真っ赤に染まった風景もさぞかし美しいことでしょう。
書院南庭です。池を中心に散策することができます。
夏は睡蓮が咲きますが、今年は雨が多かったからか?終盤なのか?花が少ないように思えました。
飛び石の池にかかる石橋です。
明治初期頃に造られたと言われています。
この橋も、橋から見える景色も素敵すぎて、景色に見惚れて池に落ちないように気をつけています(私だけ?笑)
この日は雨が降ってきたので、ゆっくり眺められなくて残念…。
書院南庭にはたくさんの鯉が悠々と泳いでいます。
近づくと、そばに来てくれますよ。